顎関節症

船堀いけの歯科・矯正歯科では、顎関節症の診査・診断および治療に対応しています。口を開けると顎が痛い・音がする・口が開きにくいといった症状でお悩みの方は、まずお気軽にご相談ください。当院では問診と口腔内の噛み合わせ・咬耗度合いの確認を組み合わせた丁寧な診査を行い、マウスピース療法を中心とした治療をご提案しています。必要に応じてボトックス注射(自費)にも対応しています。

当院の顎関節症治療における特徴

問診と咬耗評価を組み合わせた丁寧な診査

顎関節症の診断は、症状だけでなく生活習慣・ストレス・歯の摩耗状態・噛み合わせなど多くの要因を総合的に評価する必要があります。当院では問診でお口の状態や生活習慣を細かく伺いながら、歯の咬耗(すり減り)の度合いを確認することで、歯ぎしりや食いしばりの習癖がどの程度噛み合わせに影響しているかを評価します。

「口が開けにくい」「顎が痛い」という訴えだけでなく、その背景にある原因を丁寧に探ることが、適切な治療につながります。必要に応じてCT撮影やレントゲンも活用し、顎関節の状態を視覚的に確認します。

マウスピース療法(スプリント)による治療

顎関節症の第一選択となる治療が、マウスピース(スプリント・ナイトガード)の使用です。就寝中に装着することで、歯ぎしり・食いしばりによる顎への負担を軽減し、顎関節や咀嚼筋の緊張を和らげます。

マウスピースは保険診療の範囲で作製できるため、まず試してみたいという方にも始めやすい治療法です。装着開始後は定期的に噛み合わせの状態を確認しながら、必要に応じて調整を行います。症状の軽減具合をみながら治療方針を継続的に見直していきます。

ボトックス注射による筋緊張の緩和

マウスピースだけでは改善が難しい強い歯ぎしり・食いしばりや、咀嚼筋(こめかみや頬の筋肉)の過緊張がある場合には、ボトックス注射(筋弛緩作用のある薬剤の注射)による治療もご提案しています。

顎の筋肉への注射により筋緊張が緩和され、顎の痛みや疲れ、頭痛が改善するケースがあります。効果は一時的(数ヶ月程度)ですが、繰り返し処置を行うことで習癖そのものが軽減することもあります。初回50,000円(税込)の自費診療となります。

噛み合わせの調整による根本的なアプローチ

顎関節症の原因のひとつに、噛み合わせのバランスの乱れがあります。特定の歯だけに強い力がかかっていたり、歯並びや過去の補綴物(被せ物・詰め物)の高さが合っていないことで顎関節に負担がかかるケースがあります。

当院では噛み合わせの評価を丁寧に行い、調整が必要な場合は詰め物や被せ物の修正を行います。歯並びが根本的な原因になっている場合は、矯正治療を検討することもあります。

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歯ぎしり・食いしばりとの連携管理

顎関節症と歯ぎしり・食いしばり(ブラキシズム)は非常に密接な関係にあります。ブラキシズムは顎関節への過剰な負担の原因になるだけでなく、歯の摩耗・歯周病の悪化・歯の破折など多くのトラブルを引き起こします。 →詳しくはこちら

当院では顎関節症の治療と合わせて、ブラキシズムの管理も並行して行います。マウスピースはどちらの治療にも活用でき、包括的に対応します。

顎関節症とはどのような病気か

顎関節症とは、顎の関節(下顎と頭蓋骨をつなぐ側頭下顎関節)および周囲の筋肉・靭帯に痛みや機能障害が生じる疾患の総称です。顎を動かしたときの痛み・開口時の雑音・口が開けにくい(または閉じにくい)という3つの症状が主なサインとされています。

顎関節症は程度が軽いものを含めると非常に多くの人が経験する症状であり、特に女性・20〜40代に多いとされています。多くの場合は適切な処置によって症状が改善されますが、放置すると慢性化するリスクがあります。

顎関節症の主な症状と原因

主な症状

  • 口を開けたり閉じたりするときに顎が痛い
  • 顎から「カクカク」「ザラザラ」という音がする
  • 口が大きく開かない(目安:指3本分以上開かない)
  • 顎がだるい・顔まわりが疲れる
  • 肩こり・頭痛・耳鳴りを伴うことがある

主な原因

原因 内容
歯ぎしり・食いしばり 就寝中の習癖で顎関節に過負荷がかかる
噛み合わせの乱れ 歯の高さのバランスが崩れることで片側に負担が集中する
悪習癖 頬杖・うつぶせ寝・硬い食べ物の偏食なども要因になる
ストレス 精神的緊張が咀嚼筋の緊張につながる
外傷 顎への強い衝撃が関節に影響することがある

顎関節症の治療の流れ

1. 問診・口腔内検査

症状の発症時期・部位・悪化する状況を詳しく伺い、口腔内の咬耗・噛み合わせ・開口量を確認します。

2. 診断・治療方針の説明

状態に応じた治療方針をご説明します。マウスピースで経過をみるか、ボトックスや噛み合わせ調整が必要かを判断します。

3. マウスピース作製

型取りを行い、患者さまの噛み合わせに合ったマウスピースを作製します(保険適用)。

4. 定期確認・調整

症状の変化を確認しながら、必要に応じてマウスピースの調整・治療方針の見直しを行います。

5. 必要に応じた追加治療

改善が不十分な場合はボトックス注射・噛み合わせ調整・矯正相談などを行います。

費用について

根管治療は基本的に保険診療で対応しています。ただし、マイクロスコープ使用や自費の充填材を使用する場合は自費診療となることがあります。詳しくはカウンセリング時にご説明します。

被せ物(クラウン)を自費素材で作製する場合は別途費用がかかります。

治療内容 料金
マウスピース(スプリント)作製 保険適用
ボトックス注射(初回) 55,000円(税込)・自費
噛み合わせ調整 保険適用(一部自費の場合あり)

よくある質問

顎関節症は自然に治りますか?

軽度のケースでは生活習慣の改善や安静にすることで症状が落ち着くこともあります。ただし、症状が繰り返す・悪化する・日常生活に支障が出ている場合は早めの受診をおすすめします。放置すると慢性化するリスクがあります。

マウスピースはいつ装着するのですか?

基本的には就寝中に装着していただきます。歯ぎしりや食いしばりが強い方は日中も装着が必要になることがありますが、まずは夜間の使用から始めます。作製後に装着方法を丁寧にご説明します。

顎から音が出るのですが治療が必要ですか?

顎の音(クリック音)だけで痛みや開口障害がない場合は、すぐに治療が必要なわけではありませんが、経過観察は大切です。放置によって悪化するケースもありますので、一度状態を確認することをおすすめします。

顎関節症と肩こりは関係がありますか?

顎の筋肉は頸部・肩の筋肉とつながっており、顎関節症による咀嚼筋の緊張が肩こりや頭痛につながることがあります。顎関節症の治療によって肩こりが改善するケースも報告されています。

ボトックス治療は顔の見た目に影響しますか?

顎の咬筋(噛むための筋肉)へのボトックスは、過緊張した筋肉を緩めることが目的であり、適切な量を使用すれば表情への大きな影響はありません。顎周りのたるみが出る可能性がある方については事前にご説明します。

住所
〒134-0093
東京都江戸川区二之江町1382-39
TEL
03-6240-5221
アクセス
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